ピタリング発売!
2013年 07月 01日
金谷眼鏡さんから、「ピタリング」が発売になりました!
しあわせメガネ委員会で、カチューシャに使用しているダブルゴム
リングの元の形はこれでした。
以前発売されていましたが、見せていただいた時は販売をお休み
していました。
このゴム単体で、小耳症の子供さんのメガネを「固定する」ことは
難しそうでしたが、でも、「これは使える!!」と金谷社長と
話していました。
金谷眼鏡さんが、展示会でいろいろなメガネ屋さんに見せたところ
好評で、再び販売に至りました!
このゴムは使える!と思ったのは、私自身はあくまでも
「フィッティングしてもメガネが安定して掛けられない方」の為の
ものです。
フィッティングが不完全なメガネの為の「お助け道具」になって
しまったらとても残念です。
と、いうところから感じたことを書いてみます。
<この辺りに装着してもらえれば、使えそう!>
基本は、耳の少し手前から耳の後ろ、テンプル先の少し手前まで
均一に触っていること、というのが横田流フィッティングです。
(この説明で通じるのかなぁ?)
私も、10年実践してきてこの方法が一番良いと思います。
ですので、ピタリングを使うと当然その前後は浮いてしまい、理想とする
フィッティングからは離れてしまいます。なので、もろ手を挙げてピタリングに
賛成!!とは言えない微妙な気持ちです。
ってぇ~、ややこしい!理屈っぽい?
先に行きましょか!
この辺りなら
先セルから外れた所なら、ピタリングの厚みの段差が少し
解消できます。耳介にも触れないですし。
テンプルはストレートに近くする方が私はオススメです。
屈折頂点で曲げても浮くわけですから、必要以上に抱え込んで
しまうより楽かなと思うのです。
赤の矢印部分は、ゴムの厚みの為にテンプルが浮く場所。
ピタリング前後の2点でしか力が作用しないので、もし可能なら
先セルの先端近く(青い矢印)で抱え込んであげられれば
いくらか安定するのでは~と思います。どうかなぁ~。
もしくは、ストレートにした先セルの先に近い部分。
耳の後ろの突起した骨(なんて名前でしたっけ?)は避けて押さえ
られる所に当てられたら。
先セルの手前辺り、青の矢印辺りは実際には浮きますかねぇ~
先セルの手前からずっと浮いてピタリングだけで押さえるのは、避けたい
方法ですが。。。
上から見て、こんな風に抱え込みだけで押さえようとすると
他の部分はすべて浮いて(赤の部分)、ピタリングだけで押さえてしまうと
「点」で押さえることになり痛くなる可能性大です。
ピタリングを先に着けるなら、抱え込みは少ないほうが
良いと想像します。
想像ってーのは、実際に使っていただいているのは小耳症の
子供さんだけなので、耳介がある方にまだ装用していただいていないので;;
<ココは避けて!という場所>
先セルに屈折点をつけて曲げたまま装着すると
耳介に当たって痛いし、多分パットも引っ張られて痛いし
メガネが斜めになるし、と、良いこと無し。
プロなら、こんなところに着けるはずはないのですが、
ユーザーさんが自分で買って着ける時はこういうことも
考えられます。
これも、痛いしメガネが斜めになるし良いこと無しです。
多分ね。想像を超える事態で、可能性ゼロとは言いませんが。
ピタリングは色々使い方が出来る画期的な道具ではあります。
でも、簡単に考えると痛い思いをするので
「きちんとフィッティング出来るメガネ屋さんで買う」
「ピタリングを装用した上でのフィッティングをしてもらう」
ことをお薦めします。
特にクリングスパットの調整は不可欠です。
こんなに面倒な説明をするとね~
「そんなに細かく考えなくていいじゃん!!」
「着けて留まれば、それでいいじゃん!!」
と言い出す人が何人か居ることは、想像できます(笑)
でも、細かく考えておかないと困るのはユーザーさんなので。
それと、きっと他のご意見をお持ちの方は居られると思います。
100人居れば100通りあるフィッティングです。
他の意見があって当然です。
どうか聞かせてください。議論は、どんどんすべきです!
そこから必ずまた良い方法が生まれるはず!
メガネ屋さんじゃなくても、一般ユーザーさんでも大丈夫です。
どうぞご意見、質問、お寄せください!
しっかし、暑いな~~~