ピタリング発売!

ピタリング発売!_d0068023_15434270.gif


     金谷眼鏡さんから、「ピタリング」が発売になりました!

ピタリング発売!_d0068023_16345495.jpgピタリング発売!_d0068023_16352069.jpg








ピタリング発売!_d0068023_16361422.jpgピタリング発売!_d0068023_16364866.jpg









     しあわせメガネ委員会で、カチューシャに使用しているダブルゴム
     リングの元の形はこれでした。

     以前発売されていましたが、見せていただいた時は販売をお休み
     していました。
     このゴム単体で、小耳症の子供さんのメガネを「固定する」ことは
     難しそうでしたが、でも、「これは使える!!」と金谷社長と
     話していました。

     金谷眼鏡さんが、展示会でいろいろなメガネ屋さんに見せたところ
     好評で、再び販売に至りました!


     このゴムは使える!と思ったのは、私自身はあくまでも
     「フィッティングしてもメガネが安定して掛けられない方」の為の
     ものです。
     
     フィッティングが不完全なメガネの為の「お助け道具」になって
     しまったらとても残念です。
     

     と、いうところから感じたことを書いてみます。


     <この辺りに装着してもらえれば、使えそう!>

       基本は、耳の少し手前から耳の後ろ、テンプル先の少し手前まで
       均一に触っていること、というのが横田流フィッティングです。
       (この説明で通じるのかなぁ?)
       私も、10年実践してきてこの方法が一番良いと思います。

       ですので、ピタリングを使うと当然その前後は浮いてしまい、理想とする
       フィッティングからは離れてしまいます。なので、もろ手を挙げてピタリングに
       賛成!!とは言えない微妙な気持ちです。


       ってぇ~、ややこしい!理屈っぽい?
       先に行きましょか!


       この辺りなら
ピタリング発売!_d0068023_17163580.jpg

       先セルから外れた所なら、ピタリングの厚みの段差が少し
       解消できます。耳介にも触れないですし。
       テンプルはストレートに近くする方が私はオススメです。
       屈折頂点で曲げても浮くわけですから、必要以上に抱え込んで
       しまうより楽かなと思うのです。

       赤の矢印部分は、ゴムの厚みの為にテンプルが浮く場所。
       ピタリング前後の2点でしか力が作用しないので、もし可能なら
       先セルの先端近く(青い矢印)で抱え込んであげられれば
       いくらか安定するのでは~と思います。どうかなぁ~。

ピタリング発売!_d0068023_17444599.jpg

       もしくは、ストレートにした先セルの先に近い部分。
       耳の後ろの突起した骨(なんて名前でしたっけ?)は避けて押さえ
       られる所に当てられたら。
       先セルの手前辺り、青の矢印辺りは実際には浮きますかねぇ~
       先セルの手前からずっと浮いてピタリングだけで押さえるのは、避けたい
       方法ですが。。。

ピタリング発売!_d0068023_17513697.jpg
 
       上から見て、こんな風に抱え込みだけで押さえようとすると
       他の部分はすべて浮いて(赤の部分)、ピタリングだけで押さえてしまうと
       「点」で押さえることになり痛くなる可能性大です。

ピタリング発売!_d0068023_17541940.jpg

       ピタリングを先に着けるなら、抱え込みは少ないほうが
       良いと想像します。

       想像ってーのは、実際に使っていただいているのは小耳症の
       子供さんだけなので、耳介がある方にまだ装用していただいていないので;;
       

      <ココは避けて!という場所>

ピタリング発売!_d0068023_1825880.jpg

        先セルに屈折点をつけて曲げたまま装着すると
        耳介に当たって痛いし、多分パットも引っ張られて痛いし
        メガネが斜めになるし、と、良いこと無し。

ピタリング発売!_d0068023_1844119.jpg

        プロなら、こんなところに着けるはずはないのですが、
        ユーザーさんが自分で買って着ける時はこういうことも
        考えられます。

        これも、痛いしメガネが斜めになるし良いこと無しです。
        多分ね。想像を超える事態で、可能性ゼロとは言いませんが。


       ピタリングは色々使い方が出来る画期的な道具ではあります。
       でも、簡単に考えると痛い思いをするので
       「きちんとフィッティング出来るメガネ屋さんで買う」
       「ピタリングを装用した上でのフィッティングをしてもらう」
       ことをお薦めします。
       特にクリングスパットの調整は不可欠です。


       こんなに面倒な説明をするとね~
       「そんなに細かく考えなくていいじゃん!!」
       「着けて留まれば、それでいいじゃん!!」
       と言い出す人が何人か居ることは、想像できます(笑)

       でも、細かく考えておかないと困るのはユーザーさんなので。

       それと、きっと他のご意見をお持ちの方は居られると思います。
       100人居れば100通りあるフィッティングです。
       他の意見があって当然です。
       どうか聞かせてください。議論は、どんどんすべきです!
       そこから必ずまた良い方法が生まれるはず! 

       メガネ屋さんじゃなくても、一般ユーザーさんでも大丈夫です。
       どうぞご意見、質問、お寄せください!


       しっかし、暑いな~~~


       



                
by primaatsuko | 2013-07-01 18:31 | しあわせメガネ委員会 | Comments(0)

秋田県大館市の眼鏡屋さん  大館市部垂町38番地 Tel.0186-49-0276     opt-prima1001@topaz.ocn.ne.jp


by primaatsuko