ラフォンのテンプル修理
2016年 01月 06日
東京の大学に通うお客様のラフォン。
踏んでしまってテンプルが壊れたとお聞きしていたのですが、
帰郷されて見せていただくとテンプルの付け根が欠けてしまい
その為に広がって掛けられない状態でした。
何か工夫してみます、とお預かりしたものの、修理用は透明生地しか
持っていないし板材だし、貼り付ける相手はアセチではなく金属の
芯だし。。。と、父と考え込んでいると。。。
長年溜め込んでいた(廃棄しても良い部分)材料の中から、女性用
サーモント枠(プロにしか分からない用語でスミマセン;;)の
ブロー部分が眼に止まり!
「これ、いけるんでねーか?」と合わせて見ると、箱型に曲がった
角度といい色といい、丁度良い!!
芯材にはアセチラミは効かないでしょうと、接着剤で貼り付け
削ってバフ掛け。
どうにか掛けていただけるまでになりました~。
89歳、この機転のきき方はまだまだ私にはマネできません。
私一人だったら、きっと透明の板材片手に悩んでいたことでしょう。
修行だなぁ。
でも、あと33年は私には無理(笑)