ラフォンのテンプル修理


   東京の大学に通うお客様のラフォン。
   踏んでしまってテンプルが壊れたとお聞きしていたのですが、
   帰郷されて見せていただくとテンプルの付け根が欠けてしまい
   その為に広がって掛けられない状態でした。

   何か工夫してみます、とお預かりしたものの、修理用は透明生地しか
   持っていないし板材だし、貼り付ける相手はアセチではなく金属の
   芯だし。。。と、父と考え込んでいると。。。

   長年溜め込んでいた(廃棄しても良い部分)材料の中から、女性用
   サーモント枠(プロにしか分からない用語でスミマセン;;)の
   ブロー部分が眼に止まり!
   「これ、いけるんでねーか?」と合わせて見ると、箱型に曲がった
   角度といい色といい、丁度良い!!

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   芯材にはアセチラミは効かないでしょうと、接着剤で貼り付け
   削ってバフ掛け。
   どうにか掛けていただけるまでになりました~。

    89歳、この機転のきき方はまだまだ私にはマネできません。
    私一人だったら、きっと透明の板材片手に悩んでいたことでしょう。
    修行だなぁ。
    でも、あと33年は私には無理(笑)
by primaatsuko | 2016-01-06 18:41 | メガネもしかして「へぇ~!」 | Comments(0)

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