小野小町の香席
2010年 09月 28日
なる日!を選んで、香の先生が香の会&お茶会を開いて
くださいました^^
場所は、大館市花岡町の鳥潟会館。
花岡町は大きな鉱山があったところで、私が小学生の頃
大館と合併して大館市になった町です。今は、電化製品から
金属を取り出すリサイクルセンターとして再出発しています。
まずは鳥潟会館!!! ココ
50年も大館に住んでいるというのに、初めて伺いました!
こんな素敵な所へ、どうして今まで来なかったんだろう~!と
後悔したくらい感激しましたよ♪
郡山に住む叔母が一緒に行きました♪
ミニ兼六園でした~^^
玄関への道が、こんな風。紅葉時にもう一度来たいです。
庭の見えるお座敷をお借りしての香席。
当店内でのラフな香席と違い、やはりちょっと緊張><
床の間には、先生が掛け軸とお花を飾ってくださって。
本来、香席では香りのある生花は飾らないのだそう。
香りの少ない花を選んでくださいました。
晴れ着で来てくれた、ALTのアリーシャ。
彼女はなんと日本舞踊と習字を習っているそう!!
着物を着ても、「全然、苦しくないよ~^^」と言っていました。
(か、か、顔が小さい~~>< 横のお二人は決してお顔が
大きい方じゃないんですが!)
今回は、秋田にゆかりの美人の代名詞ともなっている、小野小町の
証歌から「一二三香(うたたね香)」と「六歌仙香」をしていただきました。
証歌 うたたねに 恋しき人を 見てしより
夢てふものは たのみそめてき
古今集 小野小町
香組 一 夢路 ・・・ 伽羅(きゃら)
二 恋枕 ・・・ 真那伽(まなか)
三 まぼろし ・・・ 佐曽羅(さそら)
試香(こころみこう)はありません。(先に覚えとして聞く香)
香炉は6回、回ってきます。
夢路が1、恋枕が2、まぼろしが3個で合計6回。
香元が打ち混ぜて無作為に選んだ香から回ってきますので、
どの香が何回目に来るのか香元も分かりません。
6度回ってきた香のうち、3つ同じ香りだ、と思ったものがまぼろし。
2つ、例えば2回目と4回目に回って来たのが同じだった、と
感じたらそれが恋枕の真那伽、ということになります。
最後まで聞かないと答えが出ない、ということです。
答えを手記録紙(てぎろくし)に書きます。
一 二 三 二 三 三
という具合に。
6個目の香炉が回ってくると、さぁ!大変!状態です(笑)
自分としては、三が4個回ってきたように思っていたり、一が一つの
はずなのにどうしても二回回ってきたように感じたり。
でも、数は合わせないといけません(笑)
私はいつも間違えてしまう真那伽に、またしてもやられました><
皆さん、何かひとつ苦手な香り(間違えやすい)があるようで
MARIKOちゃんは佐曽羅だと言っていました^^
次が「六歌仙香」
少し、はしょって説明します。
その名の通り、六名の歌人の証歌をそれぞれ真那伽、伽羅、
寸聞多羅(すもたら)、真南蛮(まなばん)、羅国(らこく)、
佐曽羅の香りに例えて、小野小町の歌に例えた佐曽羅を除く
5つを試香として聞きます。
そこでしっかりと5つの香りを覚えておいて、本香で回ってきた
2つの香のうち、最初が6つのうちのどれ、2番目に回ってきた
香がどれ、と歌の始めの句と詠み人の名前で答えます。
これは、17名のうち3名が正解!
で、私も当てました~!奉書をいただきました~~!
うたたね香と六歌仙香、どちらも正解したのが何と高校時代の
化学の先生でした!
R先生は、私たちの高校の唯一の女性教師で(生徒も男子が
7割くらいでしたが、先生もほぼ男性でした。)久しぶりに
お会いしましたが変わっておられませんでした^^
同窓のTさんと、「さすが化学の先生~!鼻が良い~!」と
話してました^^
こんな風にお話していくと、文章ではかえって分かりにくく
自分が参加しても分からないだろうな・・・なんて気後れされる
方も多いかもしれません。
でも、一度参加していただければ何百年もこの遊びが継がれてきた
訳がきっとわかっていただけると思います^^
本当に楽しいですよ♪
参加してみたい、という方はyo-opt@crest.ocn.ne.jpへ
メールアドレスの登録をしていただければ次回開催日の
お知らせをさせていただきます。
参加費は香木代、お茶代だけです。急なキャンセルの場合のみ
半額のご負担をいただいています。
(ご用意したものが、すべて無駄になりますのでご理解ください;;)
ではでは、新しい皆様のご参加、お待ちして居ります!