他店お買い上げ品の修理対応について
2011年 05月 25日
寝たいけど、どうしても今日のうちに書いておきたいので
3個目で皆さんもお疲れでしょうが、興味があったら
読んでください。
小売店仲間の皆さんへは、自店ではどう対応しておられるのか
教えていただけるとありがたい、ということと、一般の方へは
そういうこともあるんだ~という見方で聞いていただきたい。。。
今日、他店(価格訴求のお店)で作られたメガネを持って
来店されたお客様。 クリングスアームが折れてしまい、
新しいメガネを買う余裕が無いので修理したい、ということ。
買ったお店へ行ったら、そこにはロー付けの道具が無いので
対応出来ないため、プリーマへ行ってみて、と言われたそうで。
はた、と困りました。
気持ちは直してあげたい。
他店で作られたとしても料金はいただくのでお断りする理由は
無いのです。
問題は、そのフレームの品質です。
お客様は、メガネの形をしていれば同じと思うかもしれませんが
材質は様々。そして悲しいことに「品質」も様々で修理に
耐えてくれない粗悪な素材もあるのです。
自店で扱っているフレームなら素材は分かりますし、他店でも、
分かるブランドやメーカーなら安心して修理に取り掛かれます。
でも、価格訴求のお店で売っている商品は値段が安いのですから
高い素材を使っているはずはありません。
そのお客様は、どうにか片方のパットで傾いても掛けられる
状態ですが、もし素材が高温で崩れてしまう粗悪なものだったら
全く掛けられない状態に壊れてしまいます。
悲しいですが、修理途中で壊れたらごめんなさい、と言って
受けなければなりません。 それは辛いです。
フレームメーカーさんにお聞きしたら、最悪のものは廃材を使って
いるそうです。
なので、ロー付けしているとフレーム自体が融けてしまうことも
あるそうです。 (じゃ、作るときはどうやってロー付けするのか??)
今回のお話では、道具があればそのお店でも修理してくれる、と
話しておられたそうですが、逆に考えると自店の商品をロー付けした
経験が無いということなので、可能かどうか全く分かりません;;
そのお店は面倒だから他のお店へ行けと言ったわけではなく、
単純にプリーマへ行けば直るかも、と思ってくれた?だけの事
ですが、出来れば素材確認をして欲しい;;
(あ、そのお店の方はメガネが好きで技術もある人なので、今度お会い
したら頼んでみれば良いのだわ~。)
と、何を言いたいのかまとまらなくなりましたが・・・
「めがね職人のお店」と10年前に付けた名前は、色々なことに
対応していける店でありたかったからです。
その当時は、こういう粗悪な素材が出回るとは夢にも思いませんでした。
日本製で(チタンはロー付け難しいですが;; 私には)修理に
苦労する素材は少なかったのです。
結局、今日のお客様はお断りしました。
悲しそうなお顔を見て、こちらも悲しくなりました。
修理職人のtamuさんなら直してくださったかもしれません。。。
でも今日中に、修理代1000円くらいを予定している方では;;
修理に耐える素材かどうかを、簡単なチェックで分かる方法は
無いものでしょうか;;
最近、こちらでも同様なケース(修理を請けない安売り眼鏡販売店舗からめがね修理のタムラを紹介されたという事例)がかなり多くなりましたね。
粗悪な作りだけの眼鏡を提供する安売り眼鏡販売店に疑問を感じます。
脆い洋白や脆いチタン満載の中国製眼鏡フレームにはご用心下さいませ。
ちなみに自分は代金応談で修理致します(笑)。
そうですね。。。 そこを理解していただくように、うちでも考えます! ありがとうございます^^
すでにそうでしたね~;;