フィッティング教本
2012年 11月 04日
昔々、眼鏡学校でフィッティングの授業があったとき
「幅を合わせて、鼻あての位置と耳の曲がりの位置を
合わせるんだよ~。さぁ!やってみなさい!」
・・・・・って言われても、どこをどう押さえてどの道具を
どう使えば良いのか??
教科書には、目頭には鼻あてをあてるな、と書いてあるけれど
出来ているフレームの鼻あてはシッカリ目頭の位置に来るし!!
卒業してから、色々な講義を受けましたがどの先生も「この工具を
使ってこう曲げる」という事は全く教えてくれませんでした。。。
あれは何年前でしょう、研究会へ入ってみたらそこに「横田さん」が
居られてフィッティングを教えてくれるという幸せな情報が!!
横田さん、何年になりましたっけ? 越前海岸でカニ食べながら
教えていただいたの。ほら、ハツエさんが「あたし、カニの
親指が好き!」って言って、「それは親指じゃなくてハサミ!!」
って笑ったとき。
えっと、話は戻って。。。
横田さんの新しい教本が完成して!!
本はいただいていたのに、母が骨折してからてんてこ舞いで
ちらっとしか見ていなかったのです。
8日木曜日に仲間たちで集まって盛岡で講習していただくことになり、
慌ててしっかり読んでみたら。。
横田さーーん! すごーく分かりやすい!今回の教本^^
ココっていうポイントが、あ、ココ!って分かるので。
と、言いつつ実技が出来ていないと困るので練習しまーす。
横田式フィッティングに良い顔をしない、ベテランのメガネ屋さんも
メーカーさんも居られるのも知っています。
学ぶことの一番妨げになるのは「自分は何十年もメガネ屋を
しているから、フィッティングなんて教わらなくても出来る」という
プライド。
横田式に傾倒して欲しいということではなく、横田式が本当はどんな
ものなのかきちんと聞いてみて、一つでも役に立つことがあれば
良いと思うし、やっぱり自分のやり方のほうが良いと思うならそれは
それで良いと思う。
まずは「知ること」だと思う。
横田さんのフィッティングを続けよう!と思う人たちが、何故そう
思うのか。。。
お客さんが喜んでくれるからです^^
良かった、もっと勉強しなくちゃ、と思うんです。
メガネ業界では、昔からフィッティングでは料金をいただかないことが
多く、お金にならない為か力を入れるお店はまだまだ少ないのです。
(ネットのメガネ屋さんの中には「どこでもタダで直してくれるから
直してもらってください」などと載せているけしからんお店もあり、
しかも調整出来ない樹脂だったりするのに!!)
プライドって、ある意味邪魔です。
自信というのは、崩れてはまた積み直して、を繰り返していくものだと
思っています。
崩れないように虚勢を張って守るものでは無い。
何より、そんなプライドはお客様の為にならない。
そんなことを思いながら、不器用な私はまた何年越しの勉強を
してきまーす(笑)
へんにプライドがあると進歩しないの。
プリーマさん偉いな。いつも初心を忘れないのね。