転校生
2007年 05月 15日
性格丸見え・・・)の相談室みたいなのがあって、転校してきたけれど
友人が出来ない、という相談をしていた。
転校生か~
私は一度も転校したことがない。
何度も転校した経験のある友達に、転校は辛かったか尋ねたら
「ううん。今度はどんな所かなぁ~どんなお友達がいるのかな~って
楽しみだった!」と答えた。ポジティブ><
小学、中学と1000人くらい居る学校だった。
とにかく転校生が多かった。
「その時期」になると、私はよく職員室に呼び出された。
『吉田!今日から同じクラスになる○○さんだ。皆に紹介しといて』
ん(-_-;) 思わず先生に向かって「自分でやれ!」と言いたくなるのを
こらえて、まずはニコニコと緊張している転校生に話しかけ
教室へ連れて行く。
休み時間でやかましくなっている教室へ連れて行き、まずは
「うるせ~~~!」
ってひと声掛けると、とりあえずは静まる。
「転校してきた○○さん!青森から来たんだってー」と簡単に。
皆は休み時間のノリで 「前の学校では何をやってたの?」とか
「何して遊んでた?」 「おうちはどこ?」と質問攻めにする。
すぐに転校生の緊張も解ける。
その様子に、まずは責任を果たしたな~と思うけれど
先生の狙い通りになっていることが悔しくてならない><
全員着席している教室の前に立たされたら、転校生だけではなく
迎えるこちらも緊張してしまう。あの黒板に名前を書いて初めまして、は
あまり感心できるやり方ではない、と今も思う。
でもね、
これが中学まで続くのだから;;
一度は隣のクラスのしかも男の子を任された。
隣の教室へ入っていって
「なんで吉田が来るんだよー!」と男子に言われ
「なんであたしだよー;; 先生に聞けよーーー!」
さすがの私も置いただけで帰ってきた。
次の日、友達に囲まれている彼を見かけて、ちょっとホっとした。
クラス替えが嫌いだった。
仲良くなった友達と必ず引き離された。他の子は、結構仲良しと
同じクラスになっているのに、いつも私はポツンとひとり離された。
中学の時、先生へ抗議に行ったことがある。
「どうしていつも私だけ、知らない子の中に入れられるの!!」
先生は笑って言った。
「だって、吉田は誰とでも仲良くなれるだろう。」
「私が毎年、どんな苦労して友達作っているか先生は知らないから
そんなことするんだ!!」
ブンブンに怒って職員室を出てきたら、先生たちが皆笑っていた。
世の中には、本当に自然に友人を作れる人っているかもしれない。
でも、私はこの小さな頭をひねってそれなりに苦労したつもり。
努力しないで友人が出来るとは今も思っていない。
うまくとけ込めなくて登校拒否になりかけたこともある。
でも、皮肉なことに解決したのは気負わずに力を抜いたことから
始まったのだけれど。。。
小学6年の時、一年だけ一緒だった子も転校生だった。
先生に頼まれて何日かその子の傍に居た。
中学、高校、大学、と離れて暮らしていたにも関わらず
時々会い、今も付き合いが続いている。
「転校してきた次の日、敦子ちゃんが『友達になろうね』って
手紙をくれたんだ。心細くて仕方ない時だったから、ほんとに
嬉しかったんだ。」
と、大学生になった彼女が話したことがある。
そんなこともあったか~~
多分、頭でどうこう考えたわけではなく、心からそう感じて
書いたのだろう手紙。それが37年続く付き合いのきっかけに
なったなんてね。。
使われてばかりで先生たちには腹を立てていたけれど、
良い経験をさせてもらったのかもしれない。
みごと役割を果たすぷりーまさんもすごいですね!
「静かにしてくださ~い」 なんて言っても黙る人たちでは
ありませんでしたからね^^; 昔は平気で教室内でボール遊び
していたし。 身体は一番小さかったけど、声が一番大きかったの^^;
今後ともアチキは従順な僕として付いて行きます!
よっしゃ!^^