時間というもの
2011年 06月 22日
点眼します。
看護士さん 「はーい。薬つけますよー。入ったかな~?」
お婆ちゃん 「なんも、はいんねー。」
看護士さん 「はいんね?変だなー。」
お婆ちゃん 「おーーーー! しもる! (眼に沁みる)」
看護士さん 「入ってらー! それ!」
力抜けます~~(笑)
自分も遠くない将来、こんな風になっていくんだなーと思いつつ
出来れば面白いばあさんになりたいものだと願います。
今日はヒマでーす!
メガネ屋の友人たちが、「今日は誰もお客さんが来ないの;;」と
メールを寄こすと、決まって私はこう言います。
「神様が時間をくれたと思って、忙しい時には出来なかった仕事を
片付ければ?」って。
ずっと変えずにいたディスプレイや、後回しになっていた場所の
片付けや掃除。いつも忙しいのならまして、手が行き届かない
事がたくさんあるはず。
今日は、だからブログの三連発!(笑)
そして、お客様への手紙(気になっている方や、相談を受けている
方へのお返事)、かわら版次号、新聞広告の原稿、と探せば
キリ無く出てくる仕事!
女性は店の仕事が終わると家事が待っているから、夜はへとへと。
だから、たまには神様が時間をくれるんですねー♪(笑)
じゃ、頑張ります(^^)v
笑顔のお婆ちゃん
2010年 03月 20日
お話などしていますが。。。
今日は実に可愛らしく聡明な90歳のお婆ちゃんのお話です。
遠く用メガネの処方が出て、「なかなか外へは出られないから
アナタに任せるから作ってきて^^」 と言われます。
どんな風なフレーム(お年寄りには『フチっこ』で通じる^^) が
良いですか?と聞くと
「もう年とっているから、赤いメガネ!^^」
「お!! 赤いメガネですか~?^^」
「うそうそ!^^ 大人しいので^^」
と、ジョークが飛び出すお婆ちゃん、笑顔がとても可愛い方。
にんにく卵黄のCMで、色白のお婆ちゃんが出てきますが
ちょうどそんな雰囲気で、八千草薫さんがもっと年齢を経たら
こんな感じかな~という小柄な方。
眼科の診察も終わり、帰りにお手洗いに寄るとちょうどその
お婆ちゃんが出た後に入ることに。
「じゃ、また来週に~^^」 と、交代で入ると・・・
なんと、ペーパーが三角に折り返してありました。
今まで、鍵をかけずに入るお婆ちゃんや、流すのを忘れたお婆ちゃん、
便座を異常に熱くしているお婆ちゃんには遭遇しましたが、
次に入る人のことを考える90歳のお婆ちゃんは初めてです♪
近くなら車でお送りしようかな~~と発進させると、どこにも見当たらず・・・
すると、もうずーーっと遠くを老人カーを押して歩いていました。
歩くのも速いっ!!
山の街のスーパーお婆ちゃんでした^^
こんな90歳になりたーーーーい!!!
すべてのじーちゃんばーちゃんは、吉本に通ず!
2006年 06月 03日
来週あたり、アカシア祭りだと思うのですが
まだアカシアは咲いていません。
早く、あの甘い香りに包まれたいと楽しみにしているのですが。
*** さて、今日のおじーちゃん&おばーちゃん ***
検眼をするとき、どちらの度数が見やすいか
レンズを交換しながら比べてもらうのですが・・・
私 : 「それじゃ、1番のレンズか2番のレンズか
どちらが見やすいか教えてくださいね~
イチバン~、ニバン~、ニバン~、イチバン~・・」
おじいちゃん : 「3番が良かった。」
・・・・・3番は無いんだけど(-_-;)
視力検査では、ランドルト環という「C」のような形を用います。
どの方向に切れ目があるか、というのを答えてもらうものです。
私 : 「切れている所を教えてくださいね~
じゃぁこれ、どこが開いていますか~?」
認知症気味の
おばあちゃん : 「ここ!」
と、思い切り「C」のど真ん中を指差しました。
・・・・・確かに(-_-;)
先週、メガネ合わせをした80歳のおばあちゃん。
フレームはたくさんある中から選びたいから、娘さんに店へ
連れて行ってもらう、ということで処方箋だけお預かり
してきました。
一週間経っても来店されないので、都合悪くて来られない
のかなぁ~?と思っていたら
夕方電話あり。
おばあちゃん : 「メガネは出来上がりましたか?」
私 : 「ん?? まだご注文いただいていないのですが・・」
おばあちゃん : 「あら、どうすれば出来上がるんですか?」
私 : 「フレームとレンズを選んでいただかないと
出来上がらないのですよ~。娘さんといらっしゃると
いうことで、お待ちしていたのですが・・・」
おばあちゃん : 「あら~。じゃ、近いうちに行きます。」
おばあちゃんは、どんなメガネが出来上がるのかな~ ('-'*)
と楽しみにしていたのでしょうか~
今日は五月晴れでした。

ここは、小坂町スキー場です。
ここに立つと、風の通り道が分かります^^
草のなびく速さや方向で、あ、今、こんなふうに風が走ったなと
分かるのです。
お天気の良い帰り道は、時折こうして風を眺めてから
また車を走らせます^^
名前
2006年 05月 29日
外で待っている患者さんは、中から全く見えません。
若い男性の先生でした。
「○○小百合さぁ~ん!」
明らかに他のお婆さん患者さん達を呼ぶ声とは違います^^
「はぁ~い!」と元気良く入っていった女子高生は重量系。
「・・・・」
「ふぅ。・・・今日はどうされました?」
一拍置いた「ふぅ」が可笑しくて可笑しくて。
☆眼鏡学校では、眼科さんでの研修が授業の一環としてあります。
男子たちと組んで大きな病院の研修中。
次々に積み重なっていくカルテを、視力、メガネ合わせ、と
こなしていかなければなりません。
一つのカルテを手に取ったA君。
「お!」
それを見たB君も
「お!」
何が「お!」かと覗き込むと、そこには「○○リカ」さんという
可愛らしい名前。そして「40年生まれ」と書いてあります。
女子高生くらいでしょう。
「これ、オレの!」
「いや、これはオレが!」
ケンカし始めた二人・・・ジャンケンでもしたのでしょうか
一人が勝ち取ったらしく、ニコニコしながら待合室へ・・・
「○○リカさぁ~ん!」
「はぁ~い・・・」
と出てきたのは腰の曲がったお婆さんでした!
「40年生まれ」は「明治」だったのです^^
くれぐれも、名前だけで期待されませんように!
ありがたいこと。ありがたいこと。
2006年 03月 11日
予約いただいていたおばあちゃん達にお電話して
一週間のばしてもらったのですが・・・
今朝は薬のせいかナカナカ起きられず、出掛けるのが
遅くなりました。病院に着いたのは10時過ぎ^^;
メガネ合わせの方が何人もお待ちになっていて
一番乗りしてくれたお婆ちゃんを二時間も待たせてしまいました。
それなのに。
開口一番
「もう、大丈夫なの?痛むでしょ?無理して来たの?」
自分が待たされたことより、出たのは心配の言葉。
ほんとうに、お客様というのはありがたい。
感謝をメガネに込めなければ。
気は持ちよう♪
2005年 11月 13日
おばあちゃん達の会話に、思わず耳ダンボ。
「お天気わりぃばって、来た~。」
「んだんだ、身体具合わりぃどって来るのはダメだナ~」
「一日、えさいだって何もせねで終わるべ。したら、病院さ来れば
普段会えねぇ人さ会えで、いろんた話っこでぎで、楽しがったな~って
帰れるもんな。」
「んだんだ、遊びに来るど思って来るがら、いいやんた~。」
おおよそは分かると思いますが、一応解説を。
「お天気悪かったけど、来たよ~。」
「そうそう、身体具合が悪いから来た、というのはダメだよね~」
「一日、家に居ても何にもしないで終わるんだから。でも病院へ来れば
普段会えない人にも会えて、いろんな話ができて、楽しかったな~って
帰れるものね。」
「そうそう、遊びに来ると思って来るから、いいんだよね~。」
ものは考えようだと話すおばあちゃん達。
なるほど♪ と嬉しそうなお顔を拝見しながら私も楽しくなった昨日でした。
今日は、他にネタが無いので・・・
おにぎりせんべい~♪

影郎さんのお土産でした~。
あぶって食べると旨いんだ~!と言われたのですが、あぶる道具が
店内には無かったので、温風器で暖めて食べたら・・・・・
ただの生暖かいせんべいでした(._.)
でも、これ、美味し~い♪
あまり堅くなくて、私の差し歯でも大丈夫でした(^^)
やめられない、止まらない、の、かっぱえびせん状態。
大館に売ってなーい!と言ったので、買ってきてくださったのですが・・・・
ごめん(^_^;
サンクスで小さなサイズのおにぎりせんべい売ってました。アハハ・・・・
もひとつおまけ♪
TOMさんが、ステキなサイトを教えてくださったので
http://www.87287.com/
しばし手を止めて、見入ってしまいました。
一度でいいから、ミュンヒェンのクリスマス市に行ってみたいです。
あと、一時間半で、私も46歳になります♪
45歳の一時間半を、しばし楽しみます(^^)
トイレで
2005年 10月 28日
毎回、気をつけなければならないことがあります。
トイレです。。。。
何故かおばあちゃん達はトイレに入ってもカギをかけません。
表の窓が「青」になっているので、信じて開けたら・・・・
「最中」でした(._.)
それからは「青」でも必ずノックすることにしました。
トントン。。。返事がありません。ホッ。
開けました。
入ってました(._.)
返事してくれよぉぉぉ(;_;)
それからというもの、ノックして10秒くらい待ち返事が無かったら
ドアを1センチくらいずつソロソロソロと開けることにしました。
いきなり、はいけません。危険すぎます。
見たくないものを見てしまった時のショックは、以外に大きいのです。
では、行って参ります。
う~ん・・・
2005年 09月 18日
はい。分かっているつもりでも、言葉の使い方は難しい~!
80才のお爺ちゃん、普段用のメガネを度数合わせ。
立ち上がって、見え方を確認してもらう。
「足元はいかがですか~?グラグラしませんか?」
「まだ、足はしっかりしとる!!!!」
あらら、言葉が足りませんでした。ごめんなさい。
「あ、メガネを掛けたことで足元が苦しくなったりしませんか?」
言い換えたら分かってくれたようで、お爺ちゃん大笑い(^^)
そうですよね、そこまで説明しないといけませんでした。
ひとつ不思議なこと。
メガネが欲しい、と度数合わせをして
結構長い時間がかかり、やっと決まった度数を先生へ
お見せして判断していただきます。
暗室の中・・・・
先生: 「メガネの度数、合わせたんだね。よく見えた?」
お婆ちゃん:「はい、よく見えました~。」
先生: 「 じゃ、メガネ作ってみる?処方箋書くよ。」
お婆ちゃん: 「いいえ、要りません。」
先生: 「え(@_@) 要らないの? メガネ作らないの?」
お婆ちゃん: 「はい、要りません。」
先生: 「・・・・・・・・。 あ、そう。じゃ、今日はこれでいいですよ~」
暗室の外で私、ひっくり返ってます(^_^;
まるで、狐につままれた気分。見える!ってあんなに喜んでいたのに。
あの30分を返せーーーーー!
こんなこと、日常茶飯事。
暗室の中で、じーちゃんばーちゃん達にどんな心理変化が
起こるのか・・・・じーちゃんばーちゃんのみぞ知る・・・・
ハァ~・・・
落ち込んでばかりもいられないので・・・・

影郎さんが安曇野で食べた「わさびソフト」
たべてみたーい!
老人、という人種は居ない。
2005年 09月 04日
行っています。
昔大きな鉱山があった所で、今も精錬所が動いています。
”山”でつながった人たちの絆はとても強く、鉱山が
無くなった今でも隣近所仲が良く、一人暮らしのお年寄りも
周りに助けられながら暮らしています。
長屋のようなものが、残っているのです。
眼科へ診察に来られる患者さんの9割りが70歳以上です。
中には90歳で、誰にも付き添われず来る方も。
耳が遠くて先生の説明も聞こえないのに、診てもらったという
満足感だけで通ってくるようです(^^)
お年寄りは、とにかく動作がゆっくり。
名前を呼ばれてからおもむろに上着を脱ぎ始め、
荷物を置き、杖を頼りに一歩一歩。
混んでいるときは、さすがにベルトコンベアーに乗ってもらって
ダーっと流してもらおうかと思ったり(^_^;
でも、20年もすれば私もこうなる・・・と。
「ゆっくりでいいっすよー。」 急いで転ばれたら大変!
でも、いつも笑ってばかりです。
何故かって? 受け答えがとっても愉快だから。
認知症のお婆ちゃん、視力を測ろうと機械の前に座ると
「ドンドンパンパンドンパンパぁ~・・・」と歌い始めます(^^)
「歌は、上手だけどさぁ~。どっち開いてるか教えて~」
「うーん、右! ドンドンパンパぁ~・・」
もう、お腹抱えて笑うしかありません。
眼圧計の前に座ったお婆ちゃん、測り始めたと思ったら
いきなり
「おめぇ、誰だーー!」 と叫びます。
「看護婦さんだよぉ~。」
「あ、看護婦さんかぁ。」
・・・・で、また「ドンドンパンパぁ~・・・」
「おめぇ、誰だーーー!」
この繰り返し (^_^; もう、お腹よじれちゃって。
別のお婆ちゃん、暗室で先生の前に座り
先生: 「今日は、どこ悪くて来たの~?」
ばーちゃん: 「眼、悪くて来た~。」
先生: 「ここ、眼科だぁ~。足痛ぇって言われても、俺困る~!」
もう、暗室の外で私笑い転げてます。
面白いのが、皆さんもよくご存知のパックンみたいな形をした
「ランドルト環」と呼ばれるものです。丸のどちらが欠けているかを
答えるものですね。
大抵は、上、右、というように答えますが・・・
さすが時代が違うと思ったのは
「東! 北! 」と答える方がいらっしゃること。
ほほぉ~、そうきたか! って感じです。
じゃ、斜めはどう呼ぶんだろう?と聞いてみると
「右上!」 へ?? 北東、と読んで欲しかったなぁ(^^)
「あっち」「こっち」と読むお爺さんよりはいいか!
「あっち、ってどっち~?」とその度に聞かなければなりませんから(^_^;
こちらの眼科さんへお邪魔するようになってから22年、
こんな明るいじーちゃん&ばーちゃんたちに囲まれて
楽しくお手伝いさせていただいています。
ここは、マリア園という幼稚園だったところです。
綺麗に修復されて残されています。昔の病院は、この園の
お向かいにありました。
